自分にとって本当に必要な物しか持たない暮らしは、時間や気持ちにもゆとりを与えてくれるはず。よりシンプルに暮らすために、ネットでぽちっと買う前に、レンタルを賢く利用する方法も考えてみてはいかが。
レンタルのメリット
コスト削減
- 初期投資が少ない 必要な期間の料金を支払うため、購入に比べて初期投資が抑えられる。
- 維持費が不要 レンタルなら保守や修繕の必要がないためランニングコストが削減できる。管理やメンテナンスにかかる時間や手間も省ければ、それだけ気持ちも時間も豊かに。
- 処分費用も不要 粗大ゴミなど物を手放す時にお金がかかることもある。レンタルなら返却すればいいのでその心配も無用。
保管スペースの節約
使い終わったら返却すればいいので保管スペースがいらない。収納場所も立派な経済的資源と心得よう。(収納スペースをお金を払って借りる人もいるくらいなのだから)
最新の技術やデザインを利用できる
特に高額な自動車や家電、高級ブランド品などは、新しい技術やデザインを気軽に手ごろな価格で取り入れ試すことができる。
環境にやさしい
レンタルは物の再利用をするので結果的にゴミを減らし、持続可能な消費活動といえる。
気軽にチャレンジできて楽しい
いつもとは違う特別な衣装を着て思い出作りや(制服を着てテーマパーク、着物でお散歩など)、本格的な機材で動画撮影、YouTube配信をやってみたい!など新たなチャレンジをするときにも、レンタルは初期投資が低い分そのハードルを下げるのに役立つはず。
注意点
補償規定を理解しよう
万が一レンタルした物を破損、紛失、汚してしまったり、盗難された場合などの借り手の責任を確認しておこう。
基本的に中古品である
レンタル品は基本的に中古品なので、衛生面や傷が気になる人には不向きなこともある。クリーニングや検品がしっかりしている業者を口コミなども参考にして選ぼう。
たとえばレンタルするならこんな物
スーツケース
海外旅行や研修などで10泊以上用の大きなスーツケースが必要だけど、もしかしたら一生に数回しか使わないかもしれない場合。
わたしが実際に使ったサービスでは、海外旅行に欠かせない変圧器と変換プラグも無料でついてきたり(レンタル)、海外電圧対応のヘアドライヤーとヘアアイロンも有料ながら、一緒にレンタルできてとても便利だった。また、スーツケースが破損した場合でも損害保険会社の補償制度に加入しているため、その費用を請求されることはないとのことだったのでその点安心だった。
ただ、在庫状況により希望のカラーが届かない場合があり、実際わたしの場合も届いたのは第一希望の色ではなく第二希望だった。
来客用布団
年に一度あるかないかの泊り客用に布団セットを用意するのも、保管場所を確保したり、いざ使う前に洗濯したり天日干ししたりと結構な負担になる。「今晩泊めて!」には対応できないかもしれないが、住所によっては注文日の翌日夕方には到着する業者もあるので、ネットで探してみよう。
喪服やパーティドレス
ブラックフォーマルや結婚式に着ていくドレスなどは一般的に高価なのに対して、その出番は少ない。また年齢や体形の変化によってデザインやサイズが合わなくなることもあることから、必要なタイミングでレンタルする方が合理的。クリーニング代の節約にもなる。
ベビーグッズ
新生児の沐浴に使うベビーバスやベッドなどは、使う期間が短いわりに場所を取るので、レンタルが適している。また、バウンサーなども役に立つかどうかは、赤ちゃんの個性によるため、実際に試してみないことにはわからない。せっかく買ったのにほとんど使わなかったなんてトホホなことも十分あり得る。
また里帰り出産や帰省の際、自家用車がなく自宅から運ぶのが難しい場合などに、レンタルなら帰省先に直接配送してもらい返却もそこからできて便利である。
続くかわからない趣味や習い事用品
たとえばゴルフやキャンプ、ギターなどスポーツや趣味を始めよう!と思っていきなり必要な道具を買ってしまうのは、続くかわからないうえ、道具との相性もあるだろうしちょっと怖い。
そんなときもレンタルの出番。ネットで検索すると借りられない物はないのではと思うほど、本当にありとあらゆる物がレンタルできる時代である。たとえば、登山用品、楽器(ピアノやバイオリンetc.)、カメラ、ビデオなど。
子供の習い事でも楽器はかなり高価なものが多いので、飽きっぽくて続かないかもと心配なら、まずはレンタルの楽器で始めてみては?音楽教室によっては楽器のレンタルサービスをやっているところもある。参考 https://www.shimamura.co.jp/service/rental/index.html
レンタルサービスを上手に取り入れて、物を増やさず無駄な出費は減らしつつも、ワクワクできるような趣味や世界を広げる体験にどんどん挑戦してみよう!